ブラインドサッカーとは
ブラインドサッカーって何?!
◆日本ブラインドサッカー協会公式HP(http://www.b-soccer.jp)より
フットサル(5人制サッカー)を基にルールが考案されており、障がいの程度によって2つのカテゴリーに分かれています。
ブラインドサッカー ⇒ ゴールキーパー以外は全盲の選手がプレーします。視覚障がい者スポーツのクラス分けの用語を用いて、B1クラスと呼ばれることもあります。
ロービジョンフットサル ⇒ 弱視の選手が主にプレーします。視覚障がい者スポーツのクラス分けの用語からB2/B3クラスと呼ばれることもあります。
ブラインドサッカーは、通常、情報の8割を得ているという視覚を閉じた状態でプレーします。技術だけではなく、視覚障がい者と健常者が力を合わせてプレーするため、「音」と「声」のコミュニケーション」が重要です。
ルール
2017年国際公式試合より、ルールが一部改正されました。
3つの大きな特徴
転がると音の出るボール
ボールは、フットサルボールと同じ大きさです。ボールは転がると音が出る特別なボールを使用します。全盲の選手たちもボールの位置や転がりがわかります。
「ボイ!」
フィールドプレーヤーはボールを持った相手に向かって行く時に、「ボイ!」と声を出さなければなりません。選手の存在を知らせ、危険な衝突を避けるためのルールです。発しないとノースピーキングというファールを取られます。「ボイ(Voy)」とはスペイン語で「行く」という意味です。
目の見える人の協力
敵陣ゴールの裏に、「ガイド(コーラー)」と呼ばれる役割の人が立ちます。攻めている場面でゴールの位置と距離、角度、シュートのタイミングなどを声で伝えます。また、GKは晴眼者または弱視者が務め、自陣での守りについて選手に声で指示を出します。また、サイドフェンスの外側に立つ監督は、選手交代の決定などに加えて、ピッチ中盤でのプレーに声を出します。選手同士の声の掛け合いも含めたコミュニケーションが勝負のカギを握ります。
ブラインドサッカーの
もう少し詳しいルールを説明すると…
アイマスクの着用
全盲と言っても義眼の人もいれば、光を感じられる人まで幅があります。その差をなくして公平にするため、目の上にアイパッチをはり、アイマスクを着用することが義務付けられています。
サイドフェンス
ピッチは、フットサルコートと同じ広さです。両サイドライン上に高さ1mほどのフェンスが並びます。ボールがサイドラインを割らないことや、選手がピッチの大きさや向きを把握することも助けます。フェンスの跳ね返りを使ったパスも頻繁に見られます。
ヘッドギアの着用
選手同士で衝突したり、転倒したりしたときの頭部の外傷を予防するために、保護用のヘッドギアを装着します(国内ルールのみ装着が義務づけられています)。
PKと第2PK
ペナルティーエリア内での反則には、相手チームにPKが与えられます。ゴールから6mの位置から蹴ります。もう一つ、第2PKというものがあります。これは、前後半それぞれ、チームで累積されるファウルが6つを超えた場合に、相手チームに与えられます。ゴールから8mの位置から蹴ります。
試合時間
前、後半とも20分(プレイングタイム)で行われます。
ゴールエリアとゴールサイズ
ゴールキーパーは、縦2m×横5.82mのゴールエリアのなかでプレーをします。ゴールの大きさは、 縦2.14m×横3.66mです。